有効期限1か月のマネー(OMM=One Month Money)をBIとして配る、というのがOMMBIです。
具体的に言えば、
①毎月1日の午前零時にたとえば15万円の有効期限1か月のマネーがBIとして国民一人一人に配られる→②国民一人一人がそれを使いたいように使ううちに翌月1日の午前0時になると、世の中に残っているBIは0円となり、同時に新しい有効期限1か月のマネーがBIとして国民全員に配られる。
という①②のサイクルが月単位で続いてゆく、そういうBIです。
OMMは次の「3-2」に記すように貯蓄・蓄積できるので、いったん流通すると私たちが慣れ親しんでいる普通マネーと同じように授受でき、給料としてもらっても企業の利益として計上しても、貯蓄・蓄積可能です。
ただし、個人が国からBIとしてもらっても使わず流通させないままにしておくと月末の残OMMは基金化されて、自由に利用できなくなります。(この点についても、詳しくは次の「3-2」で説明します。)
そういう仕組みとセットになっているので、普通マネーと違って、OMMは貯蓄に回ることなく基本的に全て消費され、その結果、最大限の景気回復促進効果、経済成長促進効果が得られるでしょう。
OMMは普通マネーとのハイブリッドで、たとえば、毎月普通マネー1万円OMM4万円合計5万円というぐあいに配ることもできます。この例の場合、OMM4万円はほぼ確実に消費に回されることになるでしょう。